お知らせ2017年06月12日
カレコ・カーシェアリングクラブです。
カレコでは2016年12月9日~25日の期間、カレコ会員、一般カーシェアユーザー、一般ドライバーを対象に、アンケート調査(計3回)を実施しました。
多くの方からのご回答をいただき、誠にありがとうございました。
本調査により得られた結果をもとに、利用者の皆さまにとって、ますます利便性の高いサービスを展開してまいります。
カーシェアリングは近年、認知度や利用率の面で着実に普及しており、本調査結果でも、2013年の調査と比較して、利用率の顕著な上昇がみられました。カレコ会員においては、特に20代の新規入会者数の割合が高まっている傾向にあります。また、10代および20代の若年層はカーシェアリングの利用意向が高く、今後もこのような若年層を中心にカーシェアリングの更なる普及が期待されます。
カーシェアリングを通じて運転・おでかけの楽しさを体験することで、マイカー購入の意欲が高まる傾向にあることがわかりました。カーシェアリングは、試乗としての役割も持ち、特に若年層にとってはマイカー購入を検討するきっかけにつながっていると考えられます。
カレコ会員にカーシェアリングの利用目的について聞いてみたところ、「ドライブ」や「レジャー」という回答が多く、単なる移動手段としての利用にとどまらず、走る楽しさやおでかけの機会を求める傾向にあることがわかりました。特に若年層でこの傾向は顕著で、カーシェアリングは運転・おでかけの楽しみを体験できるサービスとなっているようです。
カーシェアリングで運転・おでかけを楽しみたいというニーズの高まりに伴い、スポーツカーや高級車など多様な車種に乗りたいという需要も高まっているようです。カレコを選んだ理由の中で「乗りたい車がある」という回答が他の理由と比較して多く、特に若い男性からは高評価で、カレコが積極的に進める多様な車種の導入は時代のニーズに合っていると言えるでしょう。
本調査では、カレコ会員、一般カーシェアユーザー、一般ドライバーの3つのグループを対象に、全調査対象者共通の設問と、調査対象者別の設問を用意し、その結果を集計しています。
〈一般編〉でカーシェアリングの認知率と利用経験率を時系列で確認したところ、認知率は2013年からほぼ横ばいとなっていますが、利用経験率は2013年の3.9%から2016年の8.9%へと5ptアップしており、普及が進んでいることがわかりました。
※認知率は「利用したことがある」「内容まで知っている」「聞いたことがある」の合計値
また、カーシェアリングの利用率を年代別で性別ごとに見てみると、男性20代で15.7%、男性30代で15.0%と他層に比べ高くなっており、20代から30代の男性が普及の要となっていることがわかります。
カレコ会員の年齢構成でみると、既存会員は30代が33.5%、40代31.0%と30代~40代が中心層となっています。また、新規会員の構成比は、20代が22.4%、30代が36.9%となっており、既存会員と比較し、20代~30代で構成比が伸びています。
〈一般編〉でカーシェアリングの利用意向を確認したところ、男女10代、男性20代で40%を超える人が利用したい意向を示しています。今後も20代以下の世代が、普及の推進力になっていくと考えられます。
さらに、カーシェアリングの詳細を説明した後に、利用意向を確認したところ、男性10代で44.2%から64.8%へ、女性10代では40.0%から61.9%へ、女性20代では31.6%から53.8%へと、それぞれ20pt以上、利用意向が上昇しています。10代から20代の若年層は、今後、広告やWEBページなどの媒体から、カーシェアリングの認知が進むことで大きく利用率が伸びていくことが予測されます。
また、説明を受けた後のカーシェアリングの利用意向とレンタカーの利用意向を比較すると、特に10代と20代でその差がほとんどなくなります。今後、20代以下の世代では、クルマの利用手段としてカーシェアリングとレンタカーが同じ土俵で検討される可能性が高いと想定されます。
カレコの会員は「マイカーの代替として」「レンタカーの代替として」がきっかけとなり、カーシェアリングの利用を検討した方が多かったです。その中でも29歳以下の男性は「レンタカーの代替として」「車に触れる機会が欲しかったから」という回答が、カレコ会員全体の回答に比べ高くなっています。
カレコ会員のうち現在マイカーを所有していない人に、将来的なマイカー購入意向を確認したところ、58.8%が「購入する気はない」と回答しており、6割は今後も車を持たない生活を想定しています。
しかし、29歳以下では「購入する気はない」という回答は33.4%にとどまり、約7割が将来的には車を購入したいと考えています。さらに、「カーシェアリング利用後、車の購入を考えるようになった」が40.3%を占め、若年層にとってカーシェアリングがマイカー購入を考えるきっかけとなっていることがうかがえます。
カーシェアリングの利用目的は、〈カレコ会員編〉〈ユーザー編〉とも、1位「郊外の商業施設への買い物や外出」、2位「日帰りレジャー」となっています。カレコ会員では一般ユーザーに比べ「日帰りレジャー」「ドライブ」「旅行」が15pt以上高くなっており、カレコ会員は実用シーンばかりではなく、レジャーシーンでも利用する傾向が強いようです。
利用目的を29才以下の若年層に絞って見てみると、〈カレコ会員編〉〈ユーザー編〉とも、「ドライブ」がトップとなっており、特にカレコ会員では「ドライブ」が68.7%と断トツで高くなっています。若年層にとって、カーシェアリングは移動手段として車を利用できるサービスにとどまらず、車に接する機会を提供するサービスとなっているようです。
カレコに入会した理由は、「ステーションが近くにある」が70.4%で際立って高くなっており、次いで「月会費の価格」が45.5%となっています。それ以降の項目を見てもステーションの立地と利用コストが選択時のポイントであることが確認できます。
ただし、男性29才以下では、「乗りたい車(車種)がある」が39.7%と目立って高くなっており、若年男性では車種へのこだわりが高いことがうかがえます。
また、「乗りたい車(車種)がある」は全体の7位ですが、前年調査と比較すると、2015年の13.9%から2016年の23.4%へと、9.5ptと大きくスコアを伸ばしており、多様な車種のラインアップに対するニーズが高まっていることがうかがえます。
カレコと他社を併用している人に、他社と比べてカレコの良い点を聞いたところ、トップは「車の種類の多様さ」で45.1%、次いで「6時間までの距離料金」が41.4%となっています。多様な車種をラインアップしていることへの評価は、特に男性29歳以下では60.1%と高くなっています。
併用他社よりカレコが良い点を時系列でみると、「車の種類」は2015年の27.0%から2016年の45.1%へと18.1pの大幅アップとなっています。
また、車・ステーションの満足度を時系列でみても、「車の種類の豊富さ」が2015年の65.6%から2016年の76.8%と11.5pアップしています。
車種へのニーズの高まりというトレンドにカレコがしっかり対応してきたことの結果と言えそうです。
カレコで乗りたい車のタイプのアンケートでは、車種へのニーズが高い29歳以下の男性では、「SUV」「高級車」「スポーツカー」など非日常的なタイプの車が人気となっています。また、男性層では「コンパクトカー」が56.3%、「セダン」が49.9%、「SUV」が42.0%と様々なタイプに分散しています。その一方で、女性層では「コンパクトカー」が78.5%と極めて高くなっており、年代や性別、ライフステージでシェアしたい車のタイプに大きな差があることがうかがえます。
カレコ・カーシェアリングクラブ